Trip Spain 2022 Oct.
弾丸ツアー旅行で、スペイン一周

2022年10月26日(水曜)モンセラート Montserrt
 久しぶりの旅行日記。もしもの時にも大丈夫なように、さすがに団体ツアー旅行にした。いつものように連泊してゆっくり、気ままに街歩きは出来なかったが、現地7泊でスペインの半分ぐらいの地域の有名観光地をまわる効率的な弾丸ツアー。南まわりのフライトは、ドバイで乗り換えバルセロナ到着。
 チェックインまでの時間に、モンセラットまで、ドライブ。奇岩を見て黒いマリア様を触って旅の安全を祈る。夕食は海辺のレストランで。  

羊飼いが黒いマリア様を洞窟で見つけて、
12世紀から聖地として、巡礼者を集め、
修道院が権力を持った。

石灰岩が露出した岩山は多いが、
侵食が進み、ノコギリ状の頂が連なる奇岩は、
確かに、自然の偉大さを感じる。
キリスト教の前から、神聖な山なんだったろう。

2022年10月27日(木曜)バルセロナ Barcelona
  二日目は、夏時間で朝8時でもまだ暗いなかをガウディーの建築の観光を開始。カサミラの前で写真をとり、開園と同時に、グエル公園に入り、名物イグアナの前で記念の写真を撮った。分刻みのスケジュールで、サグラダファミリアを観光。
 昼食を済ませて、弾丸ツアーは昨日到着した空港に戻り、1時間遅れと言っていた飛行機が、急に最終搭乗案内に変わって、なんとかタラップを駆け上って、グラナダへ。

サグラダファミリア
有名な池の前からの記念写真。
事前にNHKの番組でも見たように、
マリアの塔も完成していた。

バカンスシーズンも過ぎているし、
中国人の観光客もいないはずだが、
それでも、
ヨーロッパ各地の観光客が集まった感じで、
この大きな建物が、大混雑。

ツアー旅行の快適さ、チケットを並ぶ必要もなく、
時間指定の予約制で、待ち時間なく入れる。

グエル公園からは、
バルセロナの街が見渡せ、

まだ、朝、陽が低い時間。
海の反射の前に、
サグラダファミリアが
浮かぶ。


2022年10月28日(金曜)グラナダ Granada アルハンブラ
 朝6時半に起きて、朝食、トランクを出して、8時半には出発。9時には予約通りアルハンブラに一番に入場。まだ、朝の涼しさと静けさが、感じられる宮殿、ライオン、ヘネラリフェを観光。グラナダの街のレストランで昼食。
 弾丸ツアーは、バスで、ミハスをめぐり、山道に揺られて、この日の内にロンダまでの予定。バスの中では、のんびり寝れるから、体力が持つ旅行。

ナスル朝の栄華、アルハンブラ

朝陽の照らすコマレスの塔が
朝一番、風もなく、真っ平な、
アラヤネスの中庭の水面に映る。

さすがツアー旅行。
有名ベテラン添乗員が、二人を入れて、
ベスト記念写真を撮ってくれる。



宮殿から、旧市街アルバイシンを望む。
朝陽が、坂道の街を照らす。

弾丸ツアーでは、
向こうの街の展望台から
宮殿を見ることはもちろん
街並みも散策する時間もない。

2022年10月28日(金曜)ミハス Mijas
 海沿いの高速道路から、坂道を少し登って、ミハスに到着。駐車場でバスを降りると、色とりどりの花の鉢が架けられた白壁の街並みと、のんびり客待ちする観光ロバタクシーが現れる。街並みと、地中海の景色、お土産物屋さんをのんびり回るのがこの街の楽しみ方だろう。

スペインのフライパン。
アンダルシア地方の山側の街は、
夏は40度を越える。
この季節は、気持ちの良い気候。

JALのCMで、
有名になって、日本人が押し寄せた
白い壁の街並だそうだ。

現地の日本人ガイドによれば、
日本人のツアー客は、コロナ後、
最初と言うことで、感動していた。

2022年10月28日(金曜)ロンダ Ronda
 アンダルシアの山の尾根をくねくねと回る山道に揺られて、日暮れ前には絶壁と橋の街ロンダに到着。橋の横のパラドール(中世の建物を改装したホテル)にチェックイン。部屋に入ると、丁度、荒涼とした山々に沈む夕陽を楽しむことができた。

夕暮れの絶壁とヌエボ橋が
照明に輝き出した。

奥がパラドール。

確かにこの絶景だけを観に、
バスに揺られてくる価値がある。

2022年10月29日(土曜)ジブラルタル Gibraltar
 「まだ見ぬ絶景に出会う旅」というツアー。スペインの南端、イギリス領ジブラルタルのそのまた最南端まで行って、アフリカ大陸を望もうと言う一日。

岩山ロック

ロックにロープウエイで登り、頂上から
アフリカ大陸を望むはずだったが、
頂上は雲の中、たまに雲が晴れても、
アフリカ大陸は遠い。

ヨーロッパでは珍しい野性の猿や、
音楽ホールになっている洞窟は
観光できた。

淡い期待を持って、
岬の灯台まで、行ってみるが、



ジブラルタル海峡。
左が地中海、右が大西洋。
向こうにはアフリカ、モロッコ、セウタ

海峡は、30km程で大阪湾ぐらい。
須磨から、金剛山や、関空が見えるように、
天気が良ければ、そこに
アフリカ大陸と海岸の白い街並みが見えるはず。

残念ながら、雲が低くたれ込め、
よくみると、もしかしたら、
あれが山かげ?といった感じ。

2022年10月29日(土曜)セビリア Sevilla
 アフリカ大陸が見えたに違いないと言い聞かせて、海辺のレストランで昼食。バスで、セビリアを目指す。
 1492年のコロンブスの新大陸発見以降、セビリアは、アメリカとの交易、いや強奪した金、銀を独占して栄華を極めた。壮大で、金銀に飾られた大聖堂は世界遺産だが、残念ながら、外観の記念写真だけで、分刻みのスケジュールで、フラメンコショーに向かう。ツアー旅行の観光ショーぐらいに思っていたが、有名タブラオの迫力の本格的な踊りと歌とギターだった。 

もう、時刻的には夕方なのだが、
セビリアのスペイン広場は、
季節はずれの日射しに一日熱せられた
タイルの床と建物で囲まれ、
まるで石釜のように暑い。

2022年10月30日(日曜)コルドバ Cordoba
 バスで、コルドバまで移動して、メスキータ観光。昼食後にスペイン版新幹線AVEに乗って、マドリッド経由で、トレドまで行く。コルドバは、イスラム時代に、後ウマイヤ朝の首都として栄え、礼拝時刻に、住民が一斉にお祈りするための礼拝堂が必要で、人口増加に伴いメスキータは増築され続け、広大な建築になった。

楔型の赤煉瓦のアーチと
大理石の柱が限りなく広がる
メスキータ。

レコンキスタ後、カルロス5世が
内部の一部を教会に改造しても、
大部分の残っているだけでも広大。

AVEでマドリッド駅に到着。
バスに乗るために、駅内を移動。

熱帯植物園のようになっている
旧アトーチャ駅の待合室


2022年10月31日(月曜)トレド
 今日は、のんびりトレド観光。三方をタホ側に囲まれたローマ時代からの要塞都市トレドは、西ゴート王国の首都として栄え、イスラム支配が終わる1085年のレコンキスタ後も、キリスト、ユダヤ、イスラムの文化が融合して栄えた古都。1561年ハプスブルグ家のマドリッドへの遷都で、「16世紀で歩みを止めた世界遺産の街」になった。

対岸のパラドール近くの展望台から、
世界遺産の街を眺め、記念写真



大聖堂には
スペイン大航海時代の栄華を示す
金、銀の宝物

サントトメ教会
エルグレコ
オルガス伯爵の埋葬


2022年11月1日(火曜)マドリッド最終日
 マドリッド観光の中心は、スペイン王室のコレクションを集めて1819年に開館したプラド美術館。朝一番に入場し、現地ガイドの解説で名画を楽しむ。エルグレコの羊飼いの礼拝、ベラスケスのラスメニーナス、ゴヤの着衣のマハ、裸のマハ。

午後は、自由時間で、街を散策

マヨール広場。
フェリペ3世の騎馬像

プエルタデルソル広場は、
残念ながら、大規模な工事中。
熊とイチゴノキの像は、
工事現場の中にいた。

百貨店のデパ地下をめぐり、
チーズ、チョコレートのお土産を買った。

デパ地下の生ハム売り場、
特売で、一本丸ごと吊るしてある。
残念ながら、検疫のために、
お土産にはできない。
現地でしっかり味わう。



バルで出てくる生ハムは
フランスの生ハムとはすこし違う。

ハモン、イベリコ、ベジョータ
ドングリを食べて育った、
スペイン特産のイベリコ種の豚の生ハム。
かんでいると、広がる濃厚な味わい。

マドリッドの昼食は、
国王の来店写真も飾ってあって、
パエリアの有名店みたい。

団体なので、
この大鍋のパエリヤが
食べられる。



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