2023年春 カルカソンヌ、ボルドー、バスク旅行 | ||
この旅行行程は、最初は2020年春を予定していた、3年遅れたことになる。時間もあり、かなり詳細に計画して準備していたが、バスクでは、シーズンオフでラルーヌ山の登山列車は行けなかったし、星付きレストランも、定休日で予約が取れなかった。もう一度行きたい場所だ。 | ||
2023年5月19日(金曜) トゥールーズ Toulouse | ||
CDGで国内線に乗り換え、トゥールーズ到着は夜11時、飛行機も遅れ、タクシーは予約していたが、ホテルに着いたのは12時前、少し疲れた。ホテルは、キャピトル(市庁舎)広場の前に取った。 トゥールーズは、レンガ造りの建物が夕陽に輝き、バラ色の街と呼ばれる。ローマの植民都市から、西ゴート王国の首都としてして栄えた後、近世は、高価な藍染のパステルの交易が富をもたらし繁栄した。新大陸のインディゴが廉価で手に入るようになってパステルは高級品になり、現代は、エアバス工場と大学の街として、フランスで最も住みやすい街とされている。スミレ菓子もお土産として有名。 | ||
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まずは、キャピトルで記念撮影。 | |
サンセルナンバジリカ聖堂、 |
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この地方では、 | |
2023年5月20,21日(土,日曜) カルカソンヌ Carcassonne | ||
トゥールーズから一時間程の電車で、カルカソンヌへ。ローマ時代から中世まで、イベリア半島とヨーロッパの戦いを重ねる度に、何重にも全長3kmの城壁が築かれ、現在はフランス有数の観光地に。中世の雰囲気を感じようと城壁の中のホテルに泊まり、夕食後は、ちょっと薄暗く中世風に照明された街並みを散歩した。 | ||
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オード川に架かる | |
オード門から、 |
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コンタル城に入場して、 | |
この夜景を見るために |
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2023年5月22日(月曜) ボルドー Bordeaux | ||
電車で2時間程、ボルドーに移動して市内観光。ブルス広場近くの公園のベンチで、買ってきたバゲットサンドでピクニックランチ、カイヨ門、サンタンドレ大聖堂を周り、カトリーヌ通り沿い3店でカヌレを買い比べ、旧市街を一周した。そのあとは、ガロンヌ川沿いをシテデュヴァン(ワイン博物館)まで散歩。 | ||
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観光地、ブルス広場の水鏡 | |
城壁があったのかなと思わせる |
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2023年5月23日(火曜) サンテミリオンSt-emilion | ||
ワインのシャトー巡りは、ミニバンツアーにした。ボルドーに行くからには、メドックを周ろうかとも思ったが、有名シャトーのワインは、当然、飲んだことがあるがあるわけでも無いので、観光やランチも楽しめるサンテミリオンにした。AMTツアーにお世話になって、サンテミリオン観光と2つのシャトーの試飲と、レストランの中庭でのんびりランチ。 ボルドーからのドライブ中も、メルロー種の特徴、気候やブドウの木の病気のことや、それに対する保険の話に始まり、有名ワインの偽物ラベルと対抗策、カラびんの転売、中国資本の買収まで、ワインビジネスの様々な話が面白かった。 試飲は、カルディナル・ヴィルモリーヌとシャトーカノン・ラ・ガフリエール。 最初に行ったのは、新鋭注目されるシャトーで、ワイン作りを始めたいという息子さんが、小さい古いシャトーを、畑ごと買って始めたということで、おしゃれなお母様が、説明してくれた。発酵の温度を正確に制御する最新鋭の設備を導入し、発酵セメントタンクはイタリア製。ブドウを絞るのは、プレスではなく、果汁を循環で落として、渋みを出さずに、絞るそうだ。昔からの地下カーブもあって、真っ黒になった樽もそのまま残されていた。ワイン作りでは、樽も大きな要因で、焼き入れが、タンニンに影響し、新しい樽は、経費もかかり、どのように樽を使うかが決め手になる。 午後に行ったシャトーは、複数のシャトーを持つ事業家のプルミエールグランクリューで、丁度、瓶詰めの準備が忙しかった。シャトーワインを名乗るためには、瓶詰めも敷地内で行う必要があり、専門の業者が、設備毎トラックでやって来て、瓶詰めを行う。 | ||
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サンテミリオンは、 | |
ランチは、 |
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2023年5月24日(水曜) サンジャンドリュズ St jean de Luz | ||
TGVで2時間半、フランス領内のバスク地域の静かな観光地、サンジャンドリュズに。バスクでは、一年の半分は雨で、その雨が、山と海に豊かな食材をもたらし、美食の街を育てる。幸運にも、バスクに滞在した1週間、安定した初夏の晴れが続いた。 オンダリビア在住で、バスクの情報を発信している金栗里香さん著のガイドブックを、2年間端から端まで、読んで計画を立てた。リュズの300m程の観光通りを歩くと、フレンチバスクのほとんどのお土産が揃う。バスクリネン、パリエスのムシュー、MaisonAdamのマカロン、ガトーバスク、ベレー帽Laulher、エスパドリューBayona。 | ||
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湾になっていて、 | |
湾の右側が丘になっている。 |
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zokomoko | |
低温調理の子牛のロースト、 |
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店の主人が、 | |
チーズのデザート。 |
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2023年5月25日(木曜) バイヨンヌ Bayonne | ||
今日は、路線バスめぐり。まずは1時間乗って、フレンチバスクの中心都市バイヨンヌ、古代ローマ時代から、街道、海運の交易の街として栄えた。今は、ニーヴ川の両岸にバスク独特の街並が残り観光地として賑わう。元祖、フランスに始めてチョコレートが伝わったと言われる街で、チョコレート店が軒を連ねる。 | ||
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ニーヴ川の両岸の | |
Chocolat Cazenave |
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大聖堂を抱える | |
2023年5月25日(木曜) ビアリッツ Biarritz | ||
ビアリッツまでは、市街地を走る近距離バス。ナポレオン3世の妃の夏の別荘地として、19世紀から有名になり、王侯貴族の保養地として名声を誇ってきた高級リゾート。その別荘を改装した最高級五星ホテル、まさしくHotel du Palaisは、2019年のG7サミットの会場としても使われた。 ヨーロッパのサーフィン発祥の地とも言われ、秋から冬は、大西洋で発達する低気圧が大きな波をもたらす。ヨーロッパのサーフィンの中心地としても有名。 地元のパン屋さんのバゲットサンドを、散歩道の段に腰掛けて、高級リゾートのビーチを眺めながらピクニック。 | ||
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観光名所は、 |
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2023年5月26日(金曜) シブール、アンダイエ Hendaia、オンダリビアHondarribia | ||
この日は、ラルーヌ山の登山列車を想定して、一日取っていたが、残念ながら、今年のシーズンは、6月4日から、1日のんびりランチと観光にした。 朝一番、マルシェのBenatで羊のチーズ、イディアサバル。シブールの川辺のシーフードレストランでランチとラベルの家。午後はフランス、スペイン二カ国周遊旅行。バスで、国境の街、アンダイエHendaiaへのビーチまで行って、国境のビダソワ川をまたぐ渡し船で、スペイン領のオンダリビアHondarribiaに渡り、カルロス5世城を観光。スペイン側の街イルンはフランス側に比べ、予想外に大きくてバス、電車の便もよく、順調に乗り継いで戻れた。 | ||
頂上にアンテナが建ってるのが |
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湾の奥の橋を渡り、 | |
ボレロで有名な |
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アンダイエも | |
国境をまたぐ、観光の渡し船から、 |
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2023年5月27日(土曜) サンセバスティアン Donostia | ||
アンダイエまでは昨日と同じバスで行って、そこからバスク地方鉄道Eusko Trenで40分、美食の街、スペイン、ドノスティアへ。ホテルに荷物を置いて、早速、コンチャ湾のビーチを40分歩いて、ケーブルカーに乗って、モンテイゲルドへ。 ホテルにチェックインしてコンチャ湾を眺めて休憩。その後は、さあバル巡り。最初は圧倒されて、どうやって待てば良いかも解らず、ようやく最後頃になって慣れてきた。バルは4軒Gandarias, Bar Sport, Bar Bergara, Antonio Bar アントニオバルでは、この季節の貴重食材、涙豆も。 | ||
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モンテイゲルドの展望台 | |
せっかくだから、 |
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夕方もよく晴れて、 | |
市庁舎から、 |
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バル巡りはフェルミンカルベトン通りから、 | |
バルスポーツBar Sport |
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ベルガラBar Bergara | |
アントニオAntonio Bar |
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2023年5月28日(日曜) サンセバスティアン Donostia | ||
朝から、昨日食べた分を消費するため運動を兼ねて右側の山?丘?、モンテウルグルに登った。が、昼からは、また、バル巡り。昼は3軒Casa Urora, Zumeltzegi, LaVina。その後、せっかくだがら、水着に着替え、ホテルのビーチタオルを借りて、浜で寝そべり、コンチャ湾に足だけつけた。夜もバル3軒Atari, La Cuchara de San Telmo, La Espiga。 | ||
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また、食べるのか? | |
モンテウルグル |
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バル巡り昼の部スタート | |
Casa Urora |
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Zumeltzegi | |
午前中のデザート。 |
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夜の部スタート | |
サンテルモ |
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ホテル近くの落ち着いた通りの | |
2023年5月29日(月曜) ビルバオ Bilbao | ||
ビルバオは、鉄鋼業、造船業で栄えたバスク一番の工業都市だったが、グッゲンハイム美術館の誘致とモダン建築で観光都市として生まれ変わった。バル文化が生む美食も観光客を集める。 サンセバスティアンからは、鉄道路線もあるが間の各街を回るので時間がかかる。高速の直通バスが早くて便利、サンマメスサッカー場の近くのバスターミナルに着く。ターミナルの上に新しくできたホテルに荷物を置いた。 この日は、モダンな設計が有名な地下鉄に乗って、河口近くのビスカヤ橋を観光。チャージ式のBaricカードが、地下鉄、トラム、ケーブル、空港バスが切符を買わずに乗れて、お得で、便利だった。バルは3軒、El Viejo Zortzi, La Vina del Ensanche, Asador Indvsi | ||
ビスカヤ橋 |
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観光で、 | |
昼に入った、 |
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他の料理もちょっと違う | |
橋から帰ってきて、 |
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2023年5月30日(火曜) ビルバオ Bilbao | ||
この日は、建築巡りと、旧市街、グッゲンハイム美術館観光。バルで休憩しながら、百貨店でお土産にチーズを買ったり一日楽しかった。バルは2軒、GureTokiとPintxitoの名物羊モーロー風串焼き、マッシュルームのグリル。 | ||
散歩しながら、色々な建築を |
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旧市街を観光した。 | |
旧市街で、 |
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ネルピオン川沿いに歩いて、 | |
スピスリ橋を渡り、美術館へ。 |
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