Suma Sunday Slalom Diary 2023年5月
薫風香る5月
2023年5月20日(土曜) カルカソンヌ Carcassonne
 コロナ明け、2回目の海外旅行。フランス南西部からバスクへ。トールーズで、キャピタル(市庁舎)のホールを観光後、一時間程の電車で、カルカソンヌへ。ローマ時代から中世まで、イベリア半島とヨーロッパの戦いを重ねる度に、何重にも全長3kmの城壁が築かれ、現在はフランス有数の観光地に。

オード川に架かる
ポンヌフ(新橋)からの方が、
ポンヴィユー(旧橋)も入って、
城の全景が、川と供に写真に収まる。

オード門から、
コンタル城を望む。
同心円城に付けられた模様が
中世に繋がる、
タイムトンネルを思い出させる。


2023年5月22日(月曜) ボルドー Bordeaux
 ボルドーに移動して市内観光。ブルス広場近くの公園で、バゲットサンドの昼食。ガロンヌ川沿いを散歩して、シテデュヴァンまで。翌日は、サンテミリオンのワイン試飲ツアーに。

観光地、ブルス広場の水鏡

水が一杯と、なくなる時と
噴水、霧を繰り返す。
水がなくなる直前が、波もなくなり、
奇麗に映り込む。

そんな時にかぎって、トラムが停車する。
それも、観光写真っぽいか。

2023年5月24日(水曜) サンジャンドリュズ St jean de Luz
 TGVで2時間半、フランス領内のバスク地域の静かな観光地、サンジャンドリュズに。バスクでは、一年の半分は雨で、その雨が、山と海に豊かな食材をもたらし、美食の街を育てる。テレビの番組で日本人観光客には有名になったビストロZokoMokoでランチ。幸運にも、バスクに滞在した1週間、安定した初夏の晴れが続いた。

湾になっていて、
それほど大きな波が立たないためか、
ビーチブレークがなくて、
帰着しやすいのか、
フォイルサーフィンの
ゲレンデになっている。

一度、浮かぶと、波を越えて、
沖に向かってでも登っていく。

山バスクの緑と
サンジャンドリュズの
赤い屋根の街並を背景に

小さな波に乗り続ける。


2023年5月25日(木曜) バイヨンヌ Bayonne
 フレンチバスクの中心都市バイヨンヌ、古代ローマ時代から、街道、海運の交易の街として栄えた。今は、ニーヴ川の両岸にバスク独特の街並が残り観光地として賑わう。元祖、フランスに始めてチョコレートが伝わったと言われる街で、有名なショコラムース(泡立てココア)で休憩。

ニーヴ川の両岸の
バスクの赤と緑の窓枠が特徴の街並
残念ながら、この日は風があって
川面に映った写真は撮れなかった。

2023年5月25日(木曜) ビアリッツ Biarritz
 ナポレオン3世の妃の夏の別荘地として、19世紀から有名になり、王侯貴族の保養地として名声を誇ってきた高級リゾート、ビアリッツ。その別荘を改装した最高級5星ホテル、まさしくHotel du Palaisは、2019年のG7サミットの会場としても使われた。
 ヨーロッパのサーフィン発祥の地とも言われ、秋から冬は、大西洋で発達する低気圧が大きな波をもたらす。ヨーロッパのサーフィンの中心地としても有名。


 

観光名所は、
岬の先端に、マリア像が立つ
聖母の岩。

こんな所にもサーファー


2023年5月26日(金曜) アンダイエ Hendaia
 シブールの川辺のシーフードレストランでメルルーサのランチの後、バス、国境をまたぐ渡し船と、バス、電車、バスを乗り継ぎ、フランス、スペイン国境のビダソワ川の両岸の街、Hendaiaのビーチと、Hondarribiaのカルロス5世城を観光してまわった。

アンダイエも
優しい波のたつ
有名なサーフスポットみたい。

地層の見える
荒々しい岩の手前に
ビーチが広がる。

2023年5月27日(土曜) サンセバスティアン Donostia
 アンダイエからEusko Trenで、美食の街、スペイン、ドノスティアへ。ホテルに荷物を置いて、早速、コンテャ湾のビーチを40分歩いて、ケーブルカーに乗って、モンテイゲルドへ。
 翌日も、観光は、右側のモンテウルグルに登っただけで、ひたすらバル巡り。27日夜のバルは4軒Gandarias, Bar Sport, Bar Bergara, Antonio Bar アントニオバルでは、この季節の貴重食材、涙豆も。 28日昼は3軒Casa Urora, Zumeltzegi, LaVina, 28日夜は3軒Atari, La Cuchara de San Telmo, La Espiga。 有名店は混んでいて、最初は圧倒されて、どうやって待てば良いかも解らず、ようやく最後頃になって慣れてきた。

モンテイゲルドの展望台
どのガイドブックでも
同じ写真が載ってる、
ビスケー湾の真珠
貝の形の、コンチャ湾が見渡せる。

一年の半分は雨のバスクで、
幸運にも青空のコンチャ湾。

2023年5月29日(月曜) ビルバオ Bilbao
 ビルバオは、バルで休憩しながら、ビスカヤ橋と、旧市街、グッゲンハイム美術館を観光して廻った。行ったバルは5軒、El Viejo Zortzi, La Vina del Ensanche, Asador Indvsi, GureToki, Pintxito。
 ビスカヤ橋は、1893年開通した世界初の運搬橋。鉄製の橋桁は、船を通すために、45mの高さにあり、つり下げられたゴンドラが、車と人を運ぶ。

観光で、
エレベータで、45mの高さまで登って、
橋桁に置かれた板の上を歩いてを渡れる。
眺望は最高だが、
下が見えていて、ちょっと、足が震える。

ちょうど移動しているゴンドラ。
6台の車とバイクを載せている。
人は、左右の部屋から川の景色が見える。
渡し船とは違い、川の流れの影響がなく、
水位による高さを調整しなくて済む。


前月へ次月へ昨年の今頃は?
[Sunday Slalomのホームページへ戻る]