2023年10月10日(火曜) | |
秋の旅行、ブルゴーニュ ボーヌのベナトンを予約したので、再度勉強に、夙川に。 | |
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前菜のパテ。 |
2023年10月13日(木曜) | |
食欲の秋。美味しそうな秋の食材のメニューに誘われて、王子公園に。軽く炙った鯖のマリネとクスクスのサラダ仕立て、ビーツのピュレ、バーニャカウダのソース。さつまいものポタージュ、生姜の香り。豚フィレ肉のピカタ、マスタードのソース、カレー風味のキャベツの煮込み添え。 | |
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舌平目のグラタン仕立て |
2023年10月20日(金曜) ストラスブール Strasbourg | |
今年の秋の旅行は、フランス東部ライン川沿いアルザス地方と、ワインと美食のブルゴーニュへ。ということで、内陸なので、残念ながら、海の写真はありません。 エールフランスのシャルル・ド・ゴール着は夕方で、空港の近くのホテルでゆっくり宿泊。朝からTGVで約2時間、アルザスの中心都市、ストラスブールへ。 ローマ時代の対ゲルマンのライン川防衛線の軍事基地の街として始まり、ゲルマン民族の移動後は、ライン川と東西の交通の要衝として栄えた。 東西のせめぎ合いで、何度も戦禍に会いながら、その度に、様々な時代と文化の建築が築かれた。宿泊も、16世紀の建物を利用したクールデュコルボーというホテルに泊まった。ガイドに連れられた観光客が、中庭で説明を聞いていた。 神聖ローマ帝国の自由都市は、1681年に、ルイ14世に降伏後は、フランス王国の自由貿易都市として、フランス化が徐々に進んだ。その後、フランス革命の動乱を経て、1871年には、普仏戦争でヴィルヘルム1世が取り戻し、プロイセン領となった。 ドイツ皇帝は、旧市街のハズレに、大きな通りと鷲の紋章を掲げたプロイセン風の堂々とした市庁舎、オペラ座、宮殿を整備し、まさにドイツ語のノイシュタット(新市街)が作られた。現在では、さらにまたその外側に、EUの欧州議会のガラス張りの曲面をデザインした建物が連なっている。 現在でも、ドイツ語方言のアルザス語とフランス語が話され、料理もドイツ文化が色濃い。名物のキャベツの発酵酢漬けシュクルート(ドイツではザワークラウト)を使った魚料理や、ベックオフ、豚スネ肉の煮込み、タルト・フランベ(アルザス風薄焼きピザ)は、ドイツ起源ながら、フランス風に洗練されていて、どこか美味しい。アルザス風のレストラン、メゾンカメルツェルや、ルクルーで楽しんだ。 | |
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ローマ帝国、フランク王国の時代から、 |
ライン側の水運と、東西を結ぶ要衝の街は、 |
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2023年10月22日(日曜) コルマール Colmar | |
観光ツアーならバスでちょっと寄るぐらいの近さ、アルザス地方の街コルマールへ、電車で30分程の移動。中世から、ルネサンス時代の街並みは、戦禍にも会わず、大きく発展することもなく残って、観光地になった。 ジブリのハウルの動く城のロケハン、デッサンを行った街としても有名。 | |
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ブフィスタの家 |
コロンバージュ(木骨組みの家)の街並 |
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旧市街を、他も観光した。 |
2023年10月23日(月曜) リボーヴィレ、リクヴィル | |
雨の中、電車とバスで、コルマール近郊の城や村を巡った。ライン川とヴォージュ山の間を南北に広がる丘陵には、アルザスワインのブドウ畑が広がり、点々とワイン作りの村が並び、ブドウ畑の中を街道が通る。バスからも、一面のブドウ畑を見渡せた。 | |
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オークニークスブルグ城 |
リボーヴィレ |
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リクヴィル |
2023年10月25,26日(水,木曜) ディジョンDijon | |
旅の後半は、ワインと美食のブルゴーニュ地方に。フランス王の兄弟としてブルゴーニュ公国を与えられたフィリップ豪胆公から始まり、ジャン無怖公、フィリップ善良公、シャルル突進公と続く四大公が治める黄金時代は、ブルゴーニュに莫大な、富と文化、ワイン、美食をもたらした。 最盛期には、北のオランダ、フランドル(ヘントやブルージュ)から、ルクセンブルク、ロレーヌ、アルザス、ブルゴーニュまでを南北に貫く、当時最も繁栄した地域を大公国領として、フランス王家を凌ぎ、100年戦争時の内戦では、イングランドと結んで、王権をも目指した。 そのブルゴーニュの首都ディジョンには、大公の庇護下、書物、彫刻、絵画、織物、建築、料理、様々な芸術、文化が栄えた。 突進公が戦場で敗れたことで、公国は終わったが、残されたマリードブルゴーニュは、ハプスブルグ家のマクシミリアンに助けを求め、その後のハプスブルグ家は、わらしべ長者のように、フランドル、スペインを手に入れ、新大陸を含む大王朝になった。 | |
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ブルゴーニュ大公宮殿 |
クラウススリューテル作 |
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美食の街を支える中央市場 |
2023年10月27日(金曜) ソーリューSaulieu | |
今回の旅行の一番の目的地は、ガイドブックには載っていないようなモルヴァンの森の端に位置する小さな田舎町ソーリュー。パリ、ディジョン、地中海をつなぐ鉄道が出来る前は、南北を繋ぐ主要な街道町として栄えたそうだが、現在は、一時期通っていた鉄道もなくなり、ディジョンからも、一日2〜3本のスクールバスしかなく、70km以上タクシーに乗るしかない。 この町のルレベルナールロワゾーに泊まって、ラコートドールでの食事が夢だった。ベルナールロワゾーは、ボキューズ全盛の時代に、バターやクリームのソースを使わず、出汁と野菜のピュレで、素材本来の味を味わう料理スタイルを開拓した。いつも行くパザパや北野ホテルの料理のスタイルの元にあたり、行ってみたかった。 ソーリューの街は、他にも、ロマネスクオタクには、その柱頭彫刻で有名なサンタンドシュバジリカ聖堂があり、シロクマの作者ポンポンの生まれ故郷でもある。 | |
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ボキューズ程では、ないが、 |
今回、知ったのだが、このホテルは、 |
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カエルや鳩料理のスペシャリテの |
英語メニューの機械訳は、 |
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ジョンドリーフィレ |
ジャガイモの葉の周りの |
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ラピエール・クイ・ヴィール・ |
コーヒーのお茶菓子もおしゃれ。 |
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2023年10月28日(土曜) ボーヌBeaune | |
ボーヌは、ディジョンからマコンまでソーヌ川沿いに南北に伸びるワイン畑の丘陵地帯、コートドール(黄金の丘)の中央に位置する、ブルゴーニュワインの中心地。規模はマイユ社程は大きくないが、ブルゴーニュの白ワインを使ったファロ社のマスタードが有名で、手作り出来る見学コースにも行った。 | |
オスピスドボーヌ |
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ボーヌの街の、山側まで散歩し、 |
そんな高価なワインの味は |
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ブッフ、ブルギニオン |
2023年10月29日(日曜) ボーヌBeaune | |
ワインは、ボーヌに富をもたらし、富は美食を育てる。ボーヌの小さな旧市街に、ミシュランの星付きや、掲載店が軒を連ねる。バスクのように、観光客が押し寄せるのはなく、地元の人々が、当然のように、それなりの値段のブルゴーニュワインと美食を楽しむ。 夙川のベナトンのシェフが修行した1つ星がボーヌにある。現在は、辻調フランス校出身の日本人シェフが星を引き継いでいる。事前にネットで予約して、ランチコースを頼んだ。 写真以外に、二皿目の前菜として、和牛のミキュイ、出汁ソースと、ポーチドエッグというのがあったが、これは、まさしく、さっと火を通したすき焼きで、日本人には、良くある味。和牛を日本テイストでフレンチに仕上げるのが、星付き日本人シェフの腕なのだろう。 | |
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アミューズは、 |
ホタテスナックセロリ |
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パテアンクルート |
低温調理のブレス、チキン |
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巻のゼリーは |
2023年11月1日(月曜) リヨンLyon ツーサン聖人の日の祝日 | |
2019年春の旅行では、リヨンから始めて、プロバンスを巡ったが、今回の2度目のリヨンでは、現代風のオペラ鑑賞の後、満腹ツアーの最後として、ポールボキューズのブラッセリーに。 | |
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時々雨がパラつく天気だったが、 |
1度目のリヨンの時は、 |
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前回の時も、川沿いの立派な建物は、 |